新築住宅の後悔ポイントとしてSNSでも良く見かけるのが照明の後悔です。
自分で後から違うものに交換することができる照明もありますが、照明の位置は簡単に自分で変えることはできません。
”どんな照明をつけるか”と同じくらい”どこに照明をつけるか”は重要ですので、間取りを考える段階から照明の位置についてもしっかりと検討しておく必要があります。
今回は、そんな照明の位置についてありがちな後悔ポイントを5つ紹介します。
家づくりの照明計画で失敗しないためにも、参考にしていただければ幸いです。
1.寝そべった時にダウンライトが眩しい
ベッドに横になった時、目線の先にダウンライトがあると非常に眩しいです。
寝室にダウンライトを設置する場合は寝たときの頭の位置とのバランスを考えましょう。
寝る以外の用途がない寝室であれば、思い切って天井照明を無しにするのもオススメです。間接照明やブラケットライト、スタンドライトなどを活用するとオシャレでリラックスできる空間にまとまります。
同じ理由で、リビングのソファに寝そべった時にもダウンライトがあると眩しくで全然くつろげませんので、目線からズラすようにしましょう。
2.ダイニングテーブルとのバランスが悪い
1つの場合はダイニングテーブルの真ん中にくるように、2つ以上の場合もダイニングテーブルに対してバランスよく配置できないと非常にカッコ悪くなります。
我が家の場合もダイニングテーブルの真ん中とずれてしまったためDIYで無理やり直しました。
あらかじめ計画するのが難しい場合や、ペンダントライトで多灯の場合はダクトレールを活用することをオススメします。実際にダイニングテーブルを設置してから位置を決めることができるので失敗が少ないです。
ダイニングテーブルに限らず、リビングのソファやテレビなども照明とのバランスが悪いとカッコ悪くなってしまいますので、あらゆる家具の配置とのバランスを考慮して照明の配置を決めるようにしましょう。
3.自分の影で手元が暗い
書斎やスタディスペースで本を読んだり書き物をする場合、座った自分の頭上より後ろに照明がくると、自分の頭の影が邪魔になってしまいます。
キッチンの調理台に立った時も同様に、頭上より後ろに照明(特にダウンライト)があると自分の頭の影で手元が見えづらくなります。
部屋の端にスタディスペースなどを作る場合はその位置の上にダウンライトをつけるか、卓上ライトのためのコンセントをつけておくことをオススメします。
玄関も照明の位置が悪いと、来客に対応する立ち位置で自分の影で手元が見えづらくなります。
なるべく上がり框(段差のところ)の上に配置するか、2箇所以上から照らすようにしましょう。ブラケットライト(壁付け照明)で横から照らすなどの方法もおすすめです。
4.収納の中が暗い
例えば部屋の真ん中に照明があり、端っこに収納がある場合などには収納内が暗くて見えづらくなります。
収納の中が十分に照らされるように照明をつけましょう。その際、位置によっては結局収納の扉の影で暗くなってしまうので、開けたときに扉の死角にならないように気をつけてください。
また、収納内に照明をつけてしまうのもひとつの方法です。階段下収納などは特に照明を忘れやすいポイントなので、ダウンライトやブラケットライトなどをつけることをオススメします。人感センサー付きのものにすれば、消し忘れ防止にもなって便利です。
5.エアコンとダウンライトがかぶる
ダウンライトは部屋の四隅につける場合も多いですが、エアコンの配置を考慮しないと、無駄にエアコンの存在感が強調され、エアコンの下が影になってしまいます。
最近のエアコンは高さは無くとも奥行きがあるものが多いので、配置だけでなく設置予定のエアコンの大きさもあらかじめ確認した上で、照明計画を立てましょう。
まとめ
冒頭でも述べたように、”どんな照明をつけるか”と同じくらい”どこに照明をつけるか”は重要です。
照明計画は、今後の新居での住み心地に大きく影響する重要な段階ですので、後悔しないためにも、住宅業者まかせではなく、新居での自分の生活を確実にイメージしながら適切な位置に照明を配置できるように考えておきましょう。