住宅ローン借入額はいくらが適正金額?資金計画の立て方

住宅ローン

当たり前ですが、マイホームを建てるにはお金が必要です。

そして当然ながら、薄給サラリーマンの私にはキャッシュで家を買うことは不可能です。

多くの方が住宅ローンを利用してマイホームを購入すると思いますが、いくらくらい借りるのが妥当なのでしょうか?

今後数十年の生活設計に関わってくる問題なので、少しでも高い家を買わせようとノセてくる住宅メーカーの営業担当に惑わされずに、しっかりと考える必要があります。

saitosan
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私は前職が地方銀行住宅ローン担当だったこともあり、その辺は抜かりなくできました。

住宅ローン返済計画の立て方

ステップ1

まずは住宅ローンについて、以下の3つを考えてみましょう。


①月々の返済許容額

今払えるギリギリではなく、収入に対しての毎月の貯金や将来の子供の学費、車を買ったら更にローン組むかも?妻が産休育休を取ったら収入はどれくらい減るかな?など色々と考慮して余裕ある金額に設定しましょう。

我が家の場合:7万円くらい


②ボーナス返済許容額

ボーナスのある方は、会社の業績が下がっても最低限これくらいは出るであろう金額から逆算して設定しましょう。無理に設定する必要は無いです

我が家の場合:10万円くらい


③完済時年齢

住宅ローンは最長79歳まで組めることもありますが、退職後、将来どのくらい年金がもらえるかもわからない中で、老後も住宅ローンを払い続けることが果たしてできるのでしょうか。

退職金を見込める方であれば、退職時の残債次第では定年退職する年齢より後で設定するのもありだとは思いますが、基本的には退職する年齢までにしましょう。

我が家の場合:65歳まで(35年)


ステップ

ステップ1の3つを元に試算してみましょう。

試算はこちらからどうぞ (りそな銀行 住宅ローン シミュレーション)

住宅ローンシミュレーション(新規)|返済額から調べる|りそな銀行・埼玉りそな銀行
新たにお借入れになる住宅ローンのシミュレーションです。月々の返済額からお借入金額などが簡単に計算でき、シミュレーション結果も3件まで保存できるので、いつでも結果の比較検討が可能です。

出てくる金額が、適正な住宅ローン借入額の目安です。

※あくまでこれはりそな銀行での試算額なので、他行やフラット35で金利が高くなれば金額は少なくなります

我が家の場合:3,350万円

「借りられる金額」と「返済できる金額」は違う

住宅メーカーの営業担当に前述の資金計画を伝えると、こんなことを言われることがあります。

お客さんの年収ならもっと借りられるのに、もったいない!

もう少しお金をかけたら納得できる家づくりができるのに!

安いなりの家しか建てられないよ!

今後ずっと住むわけだし、せっかく借りられるのに今ケチったら後悔するよ!

saitosan
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こんな口車に騙されないで下さい

住宅メーカーの営業担当は当然ながら少しでも売り上げを高くしたいので、年収から判断して借りられる満額での提案をしてくる場合が多いです。彼らは契約したもん勝ちなので、私たちが無理な借り入れをして今後の数十年を過大な住宅ローン返済で苦しもうが関係ないんです。

この場では計算式は割愛しますが、私達夫婦の合算年収だと、借りようと思えば5000万円前後はおそらく借りられます。しかし、子供の学費や老後など将来のための積み立てや、趣味のためのお金など我が家のライフプラン的にはそんなに借りても生活がかなり苦しくなりますし、そんなカツカツの節約生活なんてしたくありません。

しかし、見積もり依頼をいろんな業者に出しましたが、年収から判断したのか大体どこの業者も数百万円を上乗せした見積もりを出してきて、前述のようなことを言われました。

また、キッチンのグレードをあげたり、造作家具などのオプションを追加したりすると更に金額が大きくなるので、あらかじめ200〜300万円くらい少ない金額で見積もり作成依頼するのがおすすめです。

住宅メーカーの言うことを鵜呑みにせず、自分たちのライフプランに見合った返済額での住宅ローン・資金計画を立てた上で、見積もりプラン作成などを行いましょう。

もちろん、中には私利私欲に走らずにしっかりと寄り添った提案・相談をしてくれる営業担当さんもいます。

※経験上、意外とそういう方のほうがお客さん同士のクチコミで広まって紹介案件をたくさんゲットしている優秀なトップセールスマンだったりもします。

自分たちのライフプランを伝えた上で、私利私欲に走らないで親身になって最適な提案をしてくれる営業担当に出会うことが、マイホーム計画成功のための一番重要なカギかもしれないです。

まとめ

  • 自分たちのライフプランから、無理のない返済額はいくらなのかを計算しよう。
  • 毎月の返済額ボーナス返済額完済時年齢から逆算して住宅ローンの借入額・借入年数を決めよう。
  • 住宅メーカーの営業担当は「借りられる金額」で提案しようとしてくるが、惑わされてはいけない。
  • 私利私欲に走らず、自分たちのライフプランに寄り添った提案をしてくれて、親身になって相談に乗ってくれる住宅メーカー・営業担当を見つけよう。

ハウスメーカーはたくさんあります。色んなハウスメーカーを比較して、ぜひ良い担当者に出会いましょう。

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